GENERAL PACKER

事例紹介

ペットフード用ガス充填包装機

case 01

ペットフードと同時に不活性ガスを充填する包装機を開発。これまでに50台以上を海外に納入。

背景

ペットフードと一緒に不活性ガスを充填すると、酸素が減る分、酸化作用がなくなり、変色したり品質の低下ということがなくなります。とくに高級品のペットフードの場合、それが大きなセールスポイントになります。それまでもガス充填を目的とした包装機はありましたが、海外製ということもあり、出来上がりが美しくなく、高級品用としてはふさわしくありませんでした。そこで、出来上がりの外観の美しさで定評のあった当社に開発依頼が寄せられたのです。

経緯

客先からの要求は酸素濃度を5%以下にしてほしいというものでした。包装速度は1分間に20~40個。充填技術はすでに確立しており、開発は順調に進みましたが、第一号機はフランスに設置されることがわかっていましたので、安全対策を万全にし、タッチパネルその他の表示はすべてフランス語に変更。また、包装後の輸送効率を高めるため、ふくらみを減らし、振動で袋を均したりする装置も追加しました。

結果

不活性ガスを充填したおかげでペットフードの賞味期限を伸ばすことができ、シールの美しさも手伝って、高級ペットフードの生産用として使われています。これまでに各種袋サイズと能力に対応した新機種の開発を重ね、フランスだけでなくロシアやブラジルなどへ50台以上が出荷されています。