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ゼネラルパッカー物語

ゼネラルパッカー物語

当社の得意とするのは、ズバリ「袋に詰めることが難しい物」。
例えば小麦粉、ふりかけ、かつお節、お米など、詰める時に舞ってしまったり、形がふぞろいだったりする物です。

もともと当社は1961年に、インスタントジュース、小麦粉、砂糖、塩など粉末状の製品を包装する機械から事業をスタートさせたのですが、特に業界に新風を巻き起こしたのがかつお節の使い切りサイズのミニパック包装です。
今では当たり前となりましたが、かつお節をあらかじめ削って、パックに入れるという発想は1970年代当時、非常に画期的なものでした。
あるお客様から、そのアイディアを実現するための包装機械の製作依頼をいただいたのですが、かつお節は形状がバラバラで軽いため、封入するときにどこに飛んでいくか分からない。そのため計量や封入がやりにくい、といった課題が立ちはだかっていました。

しかも、鮮度の問題があります。
酸化を防ぐために不活性ガスを充填し、酸素濃度を極力少なくするのですが、「酸素濃度を何%に設定するか」「容積はどれくらいにするのか」など、その制御には高い技術が要求されます。
それらの課題を解決し、包装機械としてリリースしたところ、これが大ヒット商品となり、業界での評価が飛躍的に高まった、という歴史があります。
また最近コンビニのお菓子の棚で良く目にするグミキャンディーのパッケージ。ここにも当社の技術が活かされています。

「チャック付きスタンドパウチ」と呼ばれるものですが、袋を立てたまま置いておける上に、封を切った後に内容物がこぼれ出ないよう保存するためのチャックが付いています。 こうしたチャック付きスタンドパウチは便利で保存しやすいということで、最近では小麦粉のパッケージなどにも広く使用されているので目にする機会も多いと思います。 さらに当社の技術は海外マーケットからも熱い注目を浴びています。 実際に海外の高級ペットフードメーカーからの依頼でヨーロッパや北米・南米に機械を輸出している実績があります。世界的な需要の拡大に応えていけば、まだまだ新たな成長が期待できるでしょう。

当社は生活に必要な食品や日用品の安全や衛生に深く関わる包装技術で、みなさんの生活を見えない所で支えています。
包装はこれからもなくなることはありません。みなさんのお手元に製品をお届けするためには必要なものだからです。
もっと便利に、もっと安全に、もっと美しく、といった要望にお応えする全く新しい包装形態が今後も市場に登場してくるでしょうが、その背景に私たちの包装技術がしっかりと息づいていることを少しでもご理解いただければと思います。